貧乏くじを引く人は、いつも「コレ」を選ぶ

40代・50代が今日からできる「選択の変え方」

ここまで、貧乏くじを引く人が無意識に選んでいる「楽な方」「安い方」「確実な方」という選択パターンを見てきました。では、この習慣をどう変えればいいのでしょうか。40代・50代の方が今日から実践できる具体的な方法をお伝えします。

1.「必要かどうか」で判断する習慣をつける

買い物をする際、「安いから」ではなく「本当に必要かどうか」で判断する習慣をつけましょう。具体的には、何かを買おうとしたとき、次の3つの質問を自分に投げかけてみてください。

・これがなくても生活に支障はないか?
・1年後も使い続けているイメージができるか?
・これを買うことで、どんな価値が得られるか?

この3つの質問に明確に答えられないものは、たとえセール価格であっても買わない方が賢明です。お金持ちは日頃から「自分軸」を大事にしており、それに合わない買い物をしないことを徹底しています。

2. 長期的視点を持つトレーニング

現在バイアスを克服するためには、意識的に長期的視点を持つトレーニングが効果的です。「半年後の自分」「老後の自分」に視点を移すだけで、判断のバランスが整うことがあります。

たとえば、目の前に3万円のセミナーがあるとします。「3万円は高い」と感じるのは現在の視点です。しかし、「このスキルが身につけば、5年後に30万円以上の価値を生み出せる」と考えれば、それは投資として安いと判断できます。

60代以上の方が語るお金の後悔で多いのが、「もっと早くから資産形成を始めておけばよかった」「若い時にもっと価値あることにお金を使っておけばよかった」というものです。今からでも遅くありません。長期的視点で選択を変えていきましょう。

3. 小さなリスクから始める

いきなり大きなリスクを取る必要はありません。最初は少額投資などで小さなリスクを積み重ねて経験値を積むとよいでしょう。小さなリスクであれば失敗してもダメージが少ないため、リスクの恐怖を克服しやすくなります。

50代以上の方が特に注意すべきは、「目的ゼロの資産運用」と「退職金一括投資」です。目的が明確であれば目標利回りが明確になるので、気づかないうちに無理・無茶な投資をしてしまうことが格段に減ります。

まとめ:貧乏くじを引かないための3つの心得

本記事では、貧乏くじを引く人が無意識に選んでいる「コレ」——「楽な方」「安い方」「確実な方」という選択パターンについて解説しました。最後に、貧乏くじを引かないための3つの心得をまとめます。

1. 「価格」ではなく「価値」で選ぶ
安いから買うのではなく、必要かどうか、長く使えるかどうかで判断しましょう。

2. 「楽」ではなく「楽しい」を選ぶ
楽な道を選ぶと成長が止まります。「楽しそう」と感じる方を選べば、自然と挑戦する力が身につきます。

3. 「確実」ではなく「可能性」を選ぶ
リスクを取らなければリターンもありません。小さなリスクから始めて、成長の機会を積み重ねましょう。

年収300万円と年収1000万円の差は、能力や運だけではありません。日々の小さな選択の積み重ねが、10年後、20年後の大きな差を生み出すのです。今日から「短期的に得する選択」から「長期的に価値ある選択」へ、意識を変えてみてください。

参考資料
・Mocha「年収300万円と年収1000万円の人のお金の使い方5つの違い」
・Precious「真のお金持ちは絶対にやらない!凡人はやりがちだけど富裕層は避けている「お金の使い方」」
・HAPPY LIFESTYLE「「楽したい」と思う人の人生は、苦しくなる」
・オリックス銀行「富裕層になるために必要な「正しいリスクの取り方」」
・三菱UFJ信託銀行「老後破綻リスクが高い50代」
・東証マネ部!「50歳以上がやってはいけない「3つの投資」」
・三菱地所のレジデンスクラブ「60代以上が告白する「お金」の後悔」