真面目に貯金した人が一番バカを見る理由


「毎月コツコツ貯金しているのに、なぜかお金が増えない」「親世代は貯金で家を建てたのに、自分たちは全然貯まらない」——そんな疑問を感じたことはありませんか。実は今、真面目に貯金だけしてきた人ほど損をする時代になっています。

その原因は「インフレ」と「超低金利」のダブルパンチ。物価は毎年2〜3%上がり続けているのに、銀行の金利はほぼゼロ。つまり、貯金の額面は変わらなくても、実質的な価値は毎年目減りしているのです。

この記事では、なぜ「貯金だけ」では損をするのか、具体的な数字で解説します。30年間で最大860万円の差がつくシミュレーションや、今からでも間に合う対策も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

バブル期の常識は通用しない!金利3,000倍の差

「銀行に預けておけば安心」——これは、かつての日本では正しい考え方でした。しかし、その常識はすでに30年以上前に崩壊しています。

かつては「預けるだけ」で資産が増えた時代

1990年のバブル期、銀行の定期預金金利は年6.08%もありました。ゆうちょ銀行の定額貯金に至っては、最大で8%という信じられない水準です。

この金利がどれほどすごいかというと、約12年でお金が2倍になる計算です。100万円を預けておけば、12年後には約200万円。何もしなくても、ただ預けているだけで資産が倍増したのです。

現在の金利はバブル期の3,000分の1

では、現在の金利はどうでしょうか。2024年にマイナス金利政策が解除され、多少は改善しましたが、それでもメガバンクの普通預金金利は0.02%程度。定期預金でも0.275%にすぎません。

項目 バブル期(1990年) 現在(2024年)
普通預金金利 2.08% 0.02% 104分の1
定期預金金利 6.08% 0.275% 22分の1

100万円を1年預けた場合の利息比較

この金利差が実際にどれだけの違いを生むのか、具体的に計算してみましょう。

時代 金利 税引前利息 税引後の手取り
バブル期 6.08% 60,800円 48,640円
現在 0.002% 20円 16円

バブル期なら100万円を1年預けるだけで約5万円の利息がもらえました。しかし現在は、たったの16円。その差は実に約3,000倍です。

お金が2倍になるまで「3万6,000年」かかる現実

「72の法則」という計算方法があります。72を金利で割ると、お金が2倍になるまでの年数がわかります。

金利 お金が2倍になる期間
6%(バブル期) 12年
0.002%(現在) 3万6,000年

3万6,000年前といえば、旧石器時代。ネアンデルタール人やホモ・サピエンスが生きていた時代です。つまり、彼らが現在の金利で定期預金をしていたら、ようやく今、元本が倍になるという計算です。

親世代が「貯金しておけば大丈夫」と言うのは、彼らの時代には正しかったからです。しかし、その常識を今の時代に当てはめるのは完全な間違いなのです。