「やっと100万円貯まった」「コツコツ貯金して1,000万円を超えた」——そんな達成感を味わっている方に、ぜひ知っておいてほしい現実があります。実は、銀行に預けているだけでは、あなたの大切なお金が「目減り」したり、最悪の場合「引き出せなくなる」リスクがあるのです。
金融広報中央委員会の調査によると、2人以上世帯の平均貯蓄額は1,307万円、中央値は330万円。1,000万円以上の貯蓄がある世帯は全体の約3割を占めています。しかし、その多くが「預金のリスク」を正しく理解していません。
この記事では、100万円以上の預金がある人が絶対に知っておくべき「預金の落とし穴」と「お金を守り、増やす方法」を、2025年最新の制度情報とともに解説します。
あなたの預金が「消える」5つのリスク
銀行に預けておけば安心——そう思っていませんか? 実は、預金には意外と知られていないリスクが潜んでいます。ここでは、特に注意すべき5つのリスクを解説します。
リスク1:銀行破綻で1,000万円超は保護されない
日本には「ペイオフ制度(預金保険制度)」があり、万が一銀行が破綻しても預金は保護されます。しかし、保護されるのは「1金融機関につき、預金者1人あたり元本1,000万円とその利息まで」です。
つまり、1つの銀行に1,200万円預けている場合、銀行が破綻すると200万円は保護の対象外となり、全額戻ってこない可能性があります。
| 預金の種類 | 保護の範囲 |
|---|---|
| 普通預金・定期預金(利息あり) | 元本1,000万円+利息まで |
| 決済用預金(利息なし) | 全額保護 |
| 外貨預金 | 保護対象外 |
重要なのは、同じ銀行内で支店を分けても意味がないということ。A銀行の新宿支店に500万円、A銀行の渋谷支店に600万円預けていても、「A銀行に1,100万円」として合算(名寄せ)されます。
1,000万円を超える預金がある場合は、複数の銀行に分散することがペイオフ対策の基本です。
リスク2:インフレで「実質価値」が目減りする
2025年現在、日本の物価上昇率は前年比約3%で推移しています。一方、メガバンクの普通預金金利は年0.2%。つまり、預金の利息より物価上昇のほうが大きく、預金の「実質的な価値」は年々目減りしているのです。
これを「実質金利」で考えると、名目金利0.2%−物価上昇率3%=実質金利マイナス2.8%となります。





