月3万円以上貯金している人が知るべき事

今日からできる固定費見直し術

「月3万円も投資に回す余裕がない」という方もいるかもしれません。しかし、固定費を見直すだけで月3万円程度を捻出できるケースは少なくありません。固定費は一度見直せば節約効果が自動で続くため、労力対効果が非常に高いのが特徴です。

通信費:月4,000〜5,000円の削減

大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるだけで、スマホ代は大幅に下がります。大手キャリアで月7,000円払っていた人が、格安SIMの月3,000円プランに変更すれば、毎月4,000円、年間48,000円の節約になります。10年で約48万円です。

格安SIMは通信速度が遅いイメージがありますが、最近は品質が向上しており、日常使いには十分です。まずは自分の月々のデータ使用量を確認し、それに見合ったプランを選びましょう。

保険料:月3,000〜10,000円の削減

「なんとなく入ったまま」の保険はありませんか。保険料が手取り収入の3%を超えている場合は、見直しの余地があります。特に、独身の方が高額な死亡保障に入っているケースや、会社の健康保険で十分な医療保障があるのに民間の医療保険に入っているケースは要注意です。

保険は「万が一のとき、公的保障で足りない分を補う」という考え方で選び直すと、無駄を省けることが多いです。

光熱費:月3,000〜5,000円の削減

電力自由化により、電力会社やプランを自由に選べるようになりました。現在の契約を見直し、より安いプランに変更することで、月々の光熱費を削減できる可能性があります。また、古い家電を省エネタイプに買い替えることも効果的です。

サブスク:月2,000〜5,000円の削減

動画配信、音楽、雑誌、ジムなど、いくつのサブスクリプションサービスに登録していますか。「最近使っていないけど解約が面倒」というサービスは、すぐに見直しましょう。月500円のサービスでも、4つ解約すれば月2,000円、年間24,000円の節約になります。

見直しで月3万円を捻出するモデルケース

項目 削減額(月)
通信費(格安SIM変更) 5,000円
保険料(不要な保障を解約) 8,000円
光熱費(プラン変更) 3,000円
サブスク(未使用サービス解約) 2,000円
外食・コンビニ(回数を減らす) 12,000円
合計 30,000円

すべてを一度に見直す必要はありません。まずは一番効果が大きそうな項目から着手し、徐々に見直しを進めていきましょう。

まとめ:月3万円を「ただ貯める」から「賢く増やす」へ

月3万円以上貯金できているあなたは、すでに資産形成の第一歩を踏み出しています。しかし、貯金だけでは老後2,000万円に届かず、インフレで実質価値は目減りし、複利効果も活かせません。

本記事のポイントをまとめます。

項目 ポイント
貯金だけの限界 30年で約1,112万円。老後2,000万円に届かない
投資運用なら 30年・年利5%で約2,498万円。老後資金をクリア
先取り貯金 給料から先に貯金分を確保。自動化がカギ
生活防衛資金 生活費3〜6ヶ月分を確保してから投資
NISA・iDeCo 非課税で運用。30年で約283万円の節税効果
開始時期 10年早く始めると2,000万円以上の差

月3万円という金額は、30年間で1,080万円の元本になります。この金額を「ただ銀行に置いておく」のか、「賢く運用する」のかで、老後の資産は1,000万円以上変わります。

大切なのは、今日から行動を起こすことです。まずは生活防衛資金を確保し、余裕ができたらNISAやiDeCoで少額から投資を始めてみましょう。月3万円を「貯める」から「増やす」へ。その一歩が、あなたの将来を大きく変えるはずです。

▶ 参考資料
・金融庁 資産形成シミュレーター
・金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査
・三菱UFJ銀行 貯金と投資の割合
・楽天証券 新NISAの上限額
・東証マネ部 iDeCo拡充で所得控除効果
・みずほ証券 老後2000万円問題
・マネーフォワード 固定費の見直し